2011年3月11日、忘れることのできない、東日本大震災が起きてしまいました。
死者一万五千人以上、行方不明者二千五百人以上の大変多くの被害者を出し、原子力発電所の崩壊による多大な環境破壊をも発生させてしまいました。
当時の衝撃は計り知れず、今までに味わったことのない気持ちが続いたことを今でも覚えています。
当たり前の日常が、ある日突然失われてしまう悲劇。
この事態を受け、現在生きていられる幸せや、故郷をはじめ携わる地域への熱い想いが込み上げてきました。
そこで、まずは故郷である箱根に対し、何ができるのかを考えてみました。
結論は、「ホントの箱根」を多くの人にもっと知ってもらおう。でした。
年間二千万人を超える観光客が訪れる箱根。
以前からの単純な疑問を持っていて、何故箱根のお土産屋さんでキャラクターのキーホルダーが売られているのか？が素朴な疑問でした。
箱根に来てくれた観光客の皆さんが果たしてキャラクターのキーホルダーを手にして、一体箱根の何を伝えられるのか？箱根の何を思い出の一つとしてお持ち帰りしていただけるのか？を常に考えていました。
もっと「ホントの箱根」を知ってもらいたい...
「ホントの箱根」のもので何かお土産品となるものは作れないか？
小さなことかも知れないが、何か箱根にとっての"恩返し"みたいなことが始められないか？
その様な想いでした。
そこで思いついたのが、生まれた時から入っていた、箱根大涌谷の温泉がヒントとなり、子供の頃に負った擦り傷が早く治ることや、お肌がいつもツルツルであった、あの"当たり前"の「ホントの箱根」。
これを、この素晴らしさをリリースしたいと考え商品開発をスタートいたしました。

箱根大涌谷の温泉をご存知でしょうか？
地下より湧き出る温泉に硫黄が混ざった、白濁色の温泉です。
主に、箱根仙石原地域でこの温泉が供給されています。
この温泉特有の、あの硫黄の匂い。風向きによっては箱根を登って行きますと箱根宮城野付近からこの硫黄の匂いが漂います。
この硫黄が固形となった、箱根大涌谷の湯の花。この湯の花を100%使用して石鹸を作りたい。また、可能な限り自然素材にこだわり、口に入れても問題がない様な、限りなく無害な石鹸を作りたい。このことが大前提でした。
このテーマをクリアーすることのできる日本中の石鹸製造メーカーさんに足を運び、想いを伝え、幾度となく成分分析を行い、国の認める規定に当てはまる石鹸が東日本大震災から約二年の期間を経て完成いたしました。

自然由来にこだわり、限りなく無害である素材で作られた、箱根大涌谷湯の花石鹸のご購入者様の特徴は、リピーター様が多いことです。
何故この石鹸をお気に入りにしていただいているのか？
一部となりますが、以下にご購入者様の声を記載いたします。

・肌が弱く、今まで様々な石鹸を試してみたがようやく自分に合った石鹸に巡り会えた。

・アトピーの症状があり、通常の石鹸では刺激が強く場合によっては痛みも感じてしまうことがあったが、この石鹸で身体を洗う際には滑らかで痛みもなく、洗い上がりの潤いとサッパリ感が丁度良い。

・赤ちゃんにも使用している。使用時の刺激の少なさを感じる。また、洗い上がりに保湿剤を塗る必要のない位、しっとりとした潤いがある。髪の毛もこの石鹸で洗っている。

・風呂場で使用していると、箱根大涌谷温泉のあの硫黄の匂いに包まれ、まるで温泉に来た様なリラックスした気持ちになる。